前回の備忘録の続きです。
今回はドメインの設定、Macのセットアップ、Macへのドメインの登録を行います。

出てくるスクリーンショットは、初期設定が残っている母艦で一部をを撮ったため、環境に若干差があります。
ご容赦ください。

ドメインの設定

続いて、ドメイン先ほど取得したネットボランチDNSを設定します。
例はお名前.comのものです。
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「DNS」タブから「ドメインのDNS関連機能設定」のラジオボタンをクリックして「次へ」、
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設定するドメインのラジオボタンをクリックして「次へ進む」、
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「DNSレコード設定を利用する」で「設定する」、
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・ホスト名:www
・TYPE:CNAME
・TTL:3600
・ VALUE:取得したネットボランチDNS
・状態:優先
を入力して「追加」をクリック

本来はこれで終わりでいいんですが、このあと行うSSL証明書の取得の際、取得の方法によっては次の設定も必要です。
・ホスト名:(空欄)
・TYPE:A
・TTL:3600
・ VALUE:(グローバルIP)
・状態:優先
グローバルIPが固定でない場合も、証明書が取れるまででいいのでこれをしないといけません。(証明書取得に際して必要な場合)
証明書が取得できたら、この設定は消して大丈夫です。

あとは確認画面に進んでwhoisに公開してもらったらおしまいです。


Macの設定

セキュリティの観点から、OSのバージョンは最新にしてあります。
「システム環境設定」から、
「省エネルギー」
 ・コンピュータのスリープ:しない
 ・ディスプレイのスリープ:しない
「セキュリティとプライバシー」
 ・ファイアウォール:オフ
と設定してあります。
スリープまわりは、Macが「おやすみー」なんて言って職務放棄しないようにするための設定です。
ファイアウォールは、切らないとmacOS Serverから「全部の機能使えないけどいい?」って言われるので、切ってあります。
また、ひょっと侵入されたときのために、サーバ用MacからはiCloudやメールアカウントはログアウトし、キーチェーンにはパスワードやクレジットカード番号などを残さないようにすることをお勧めします。
また、サーバに負荷のかかる構築を行う場合は、画面の透明度を下げるとかDockの拡大縮小をやめるとかできるだけリソースを食わないような設定にする必要があるかと思います。
今回は超基本のWebサーバなので、そこはデフォのままです。

その後、Mac AppStoreからmacOS Serverを購入・ダウンロードし、ダウンロードしたmacOS Serverを起動して機能をインストールします。
なお、すごく近い将来、macOS ServerからはWebサイトやメールなどの機能がごっそり消える予定です。
そんなもん使うなよと思うかもしれません。
まったくのその通りでございます。
でも早急に必要になったために急遽サーバを立ち上げるにはこうするしかなかったんです・・・(言い訳)


macOS Serverの設定

インストール終了後、ホスト名を設定します。
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「ホスト名を編集…」をクリック、
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「次へ」、
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「Ethernet」を選択して「次へ」、
59
「インターネット」を選択して「次へ」、
32
・コンピュータ名:適当
・ホスト名:DNSレコード設定で設定したホスト名(www.hogemoge.tokyoなど)
を入力して「完了」

すると、
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ホスト名が登録したものに変わり、接続可能なアドレスも変わります。
なお、このスクリーンショットにおいてはすでにWebページのサービスを立ち上げてしまっているので、「1個のサービスに接続可能です」と出ていますが、この部分は最初の「利用可能なサービスなし」のままです。



今回はここまで。
次回、Mac側の設定を完了します。