Robocup Junior関東ブロック大会に参加しました。
また、それに伴う報告もあります。 
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<結果報告>
今回、関東ブロックのオープンへのエントリーチームは2チームのみでした。
結果は最終成績が31:9で優勝でした。
また、オープンリーグでのベストプレゼンテーション賞もいただきました。
ブロック大会優勝ですので、岐阜・中津川で開かれるジャパンオープンに参加します。(中津川までとホテル・会場間の足、どうしよう・・・)


<感想>
今回は7月の世界大会(ドイツ)に持って行った機体で参加しました。
プログラムは0から書き直したもので挑みました。
ドイツ大会のときも今回もキーパー用のプログラムを書きましたが、今回もキーパー用のプログラムを書きました。
しかし、機体がフォワード重視の設計であるため、キーパーとしての動作を十分にできる機体ではありません。
そのため、相変わらずキーパー用プログラムはきちんと動作せず、フォワード用プログラムに戻してフォワード2台体制で試合に臨むこととなりました。 

これまでの9年間、ずっと四国ブロックからの出場だったので、他のブロックの様子を肌で感じることはありませんでした。
関東ブロックは四国ブロックより規模が大きく、スタッフとして働いていた父は働きづめだったようです。
ただ、絶対数が多いだけにレベルの高いロボットも多く、時折ジャパンオープンにいるのではと錯覚するような試合もありました。

また、今回の関東ブロックで、RCJのOBの方やOBの親御さんなどに多数お会いすることができました。
その際、「ハードは頑張るのにソフトをいまひとつ頑張らないよね」とお叱りをいただいたり・・・
今年こそ、そういうことがないようにするつもりです。


<チームについて>
この記事の冒頭、「関東ブロック大会に参加しました」と書きました。
「いやいやお前四国ブロックの人間じゃないのかよ」って思ってる人多いと思います。
実は今回、関東ブロックで去年まで活動していた元Yunitの多田くんと合併チームを組むことにしました。
チーム名は"Mavericks"としました。
東京と香川の、600kmほど離れた地でのチーム活動となっています。
今年の3月30日の記事で書きましたが、僕の元相方が年齢制限で出場できなくなったことと、また多田くんが前回のジャパンオープンで不完全燃焼を起こしていたこととがあり、チームの結成に至りました。

東京・香川間はとても近いと言えるものではなく、当然ロボットやチームのことを話し合うのは同じ地域に住んでいるメンバーとやっていたときと比べれば困難でした。
そこで今回はSNSや、クラウドサービスやFaceTime(ここ重要w)を利用して、進捗報告、データの共有、ビデオ会議を行うなどし、あたかもお互いが隣にいるようなチーム運営を実現しました。
また、機会があれば顔を合わせての話し合いもしています。
(「隣にいるような」って言いすぎと思うかもしれませんが、使っているクラウドサービスもFaceTimeも極端に遅延が少ないので、本当に隣にいるみたいなんです。)

今回の我々の目標は、「勝つこと」ではなく「お互いの技術をさらに高め合うこと」です。
僕がドイツ大会まで使用していた機体(Rosso、Mロボの赤い方)の2台あるうちの片割れはいま、多田くんが持っており、彼もRossoのプログラムを書いています。
今回、2人で同じ機体のプログラムを書いているのは、機体のAPIを最初に作っておき、その上に乗せるプログラムを各々が書くという技術を確立するためです。(パソコンでいうBIOSとOSみたいなものです。)
そしてその技術はすでに確立できました。
このように、ソフト面とハード面の両方で、さらなる高みを目指したいと考えています。
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次の大会であるジャパンオープンには、新機体を投入予定です。
今まで培ってきた技術と、今回の合併で得られた新たな技術をフルに投入して、僕のRCJ生活10年間で最高峰のものを開発中です。(と自分でハードルを上げてみるw)
今回の関東ブロック大会で、たくさんの人に期待されていることがさらに身にしみてわかったので、その期待に添えるように頑張りたいと思います。


P.S.
本日は香川ノード大会でした。
昨日が関東ブロックだったにも関わらず、その日のうちに飛行機で帰ってきて今日は1日スタッフしてました。
そして、10年前の香川ノード大会は、僕が初めて参加したRCJの大会です。
そう、10th Anniversaryなんです。
完全に長老にして老害ですね、はいw

では、またそのうち。