沖縄に向けてロボットキットを発送したときの話です。
時間的問題で航空便で送って欲しかったのですが、国外の空港の保安検査場でロボットが怪しまれるのと同様、今回も怪しまれてしまってちょっと時間がかかりました。 

というのも、海外ではロボットをX線を通してみたとき「これ爆弾なんじゃねえの」「中にクスリ入ってるんじゃねえの」ってめちゃくちゃ怪しまれるんですが、今回はちょっと違う視点で怪しまれました。
航空輸送が可能になる条件はいくつもあるのですが、私のようなロボットキットを送る際の重要な注意点を洗い出すと、
  • 磁性物質を含んでいないか(モータはダメ)
  • 引火性液体は含んでいないか(接着剤、グリス、プリンタのインクなど)
  • 高圧ガスを含んでいないか(潤滑油缶、パーツクリーナ缶など)
  • 「タイヤ」と呼ばれるものは圧縮空気を入れるタイプではないか(タミヤの工作キットレベルならOK、車のタイヤみたいに圧縮空気入れるタプはアウト) 
と、まあ面倒なわけです。
1回目、これらの条件を知らずに使う部品を全部ダンボールに詰めて発送したところ、
「航空輸送できない可能性が高いんですけどいいですか?」
って電話がかかってきて、日数的に怪しく航空便にして余裕を持たせたかったので、一回荷物を引き取って、アウトなもの(モータとか接着剤とか)を荷物から出して、再度発送することとしました。
1回目に引っかかったとき、
「市販品の品名が書かれていたらOKになる確率は上がるけど、自作キットだとこっちは内容物がわかんないからほぼ確実に船便になる」
「航空輸送OK/NGの判断をやっているのは専門の人間ではないので、ちょっとでもわからないものが入っていると判断したら船便になる」
「内容物の種類が多い場合、パッキングリストを箱の外に貼っておいてくれると航空便にできる確率が上がる」
と言われて、面倒だったので普通「タミヤ ツインモータギヤボックス」と書けばいいところを「プラスチックギヤ」とか、素人が見てもNGなものが入っていないことを強調して再度発送しました。

発送後、一度大阪の大きな郵便局に運び込まれたのまでは追跡サービスでわかっていたのですが、そこからなかなか進みませんでした。
ちゃんと指定日に到着するか、ハラハラドキドキしながら待っていると、私が出発する前日に沖縄入りしたと追跡サービスのページが更新されました。
その後、追跡サービスのページを見守っていると、なんとか指定した日に荷物が着いたらしく、いざ沖縄に着いて発送したダンボールを見てみると・・・
IMG_0821

\\ 航 空 輸 送 禁 止 //
わいじの努力は何処へやら・・・
しかしまあ、専門性の高いものを飛行機に乗せようとすると結構な努力がいるのは、国内線を除けばいつものことなので、このタグを見ても「そうですかw」で気持ちの整理はつきました。 
 今度また沖縄にこういう荷物を発送することがあったら、 ハラハラドキドキしなくていいよう、もっと前倒しして荷物を発送しようと思います。