今年もご招待いただいたRoBoRoBo Summer Campが無事終了し、帰宅しております。
今回は講座を任せていただいて、準備から進行までを取り持つこととなりました。
個人的にはギリギリなんとか回ってましたな状態でしたが、これは当日講座をお手伝いいただいた高専生講師の皆さんや保護者の皆さんのサポートあってのことだったのは明らかです。
本当にありがとうございました。
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何をしていたのか

今回、Arduino互換ボードを用いた自立型ロボットキットを設計・製作し、それを使って講座を開きました。
受講者の到達度に合わせてBasicとAdvancedの2コースを用意し、BasicではScratch形式のブログラミングツールを用いてコーディング、Advancedでは専用APIを使用して直にコーディング(要するにアルファベットをタイプするプログラミング形式)を行うコース設定としました。
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このロボットキットの設計・開発は、私のことですからすべてMac上で行われています。
Windows環境でも動作することは確認していたのですが、なぜかWindowsでのコーディング環境にトラブルが続出・・・
Arduino IDEそのものもMacベースの開発だし、みんなMac買おうよ・・・と心の中でつぶやきながら対応しておりました。
また、キットの組み立ての過程においてハンダ付けを行いますが、難易度設定を大きくミスしてしまい、Basicの子たちはハンダ付けに予想の倍の時間かかってしまいました。
中学生用のハンダ付け教材を、もっと参考にすればよかったと後悔しています。
逆にAdvancedの子たちにとってはちょうどいい難易度だったようで、予想通りの進度でした。


感想

去年初めてご招待いただき、今年もまたご招待いただいたわけですが、去年以上に良い経験となりました。
総勢16人もの年下の子たちを相手に物事を教えるという経験は、学校の教員ではないので、まずありません。
そんな経験ができただけでも大変いい経験となりました。
そして、学校の先生すごい・・・と終始感じておりました。

今回、キットを組み立ててプログラミングしてもらうに当たって、キットの組み立て説明書やプログラミングガイドを作成して配布しました。
事前に現地の責任者の方と「こんな感じでいかがでしょう」と草案をやりとりしていたのですが、その時点から現地の受講者の方々に大好評だったようです。
「こんな素晴らしいものをこのキャンプのためにわざわざ作っていただいて申し訳ない」とお褒めの言葉を再三かけていただき、時間をかけた甲斐がありました。

今回、16人分+αのロボットキットを1人で持っていくのには無理があるので、初めて沖縄に荷物を発送しました。
しかし沖縄ならではの問題が発生したので、これは今後の糧とするべく別記事に詳しく書きます。
キャンプでの飲みの席にて(あ、私もう20過ぎてますよ)、今後につながるいいお話もいただきましたが、それはまた別の機会にご報告を。

去年のキャンプ参加の記事にも、写真撮り損ねたと書いていますが、今回もまた撮り損ねています。
というか、撮る暇がなかったです。
まあでも、あのキャンプはいくら写真で文字で伝えようとしても、実際に参加しないと良さは伝わらないと思います。
来年また同じ時期に開催するらしいですし、「本州からも参加者来ないかな」なんて話も出ていたので、興味のある方は来年ぜひ参加されてみてはいかがでしょう?